ソフトバンクの疑惑の料金体系まとめ

● 本当にオトク? ソフトバンクの「全機種0円」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/31694.html

大きな変更点は「全機種0円」というところだ。新スーパーボーナスでは、従来最初に店頭で支払っていた頭金が0円となり、頭金も24回の分割払いに変更される。このため、店頭で表示されている「頭金0円」の価格表示は、「頭金が0円」というよりも、「頭金も分割払い」という方が正しいだろう。

新スーパーボーナスでは、旧スーパーボーナスと同様に、27カ月以内に契約解除および機種変更すれば、分割払いの残金、つまりローンを支払い続けなければならない。従来の頭金も分割払いにできるようになったため、契約解除および機種変更時にはその分のローンも追加されるので注意が必要だろう。

ソフトバンクの「予想外割」は本当に安いのか
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/31660.html

キャンペーン中に「ゴールドプラン」に加入すると、その特典として、月額基本利用料が加入当初から約70%引きで提供される。つまり、月額基本利用料9,600円の70%OFFで月額2,880円となるわけだ。

 ただし、1カ月にかかる料金を月額2,880円だけにするためには、ソフトバンク同士のみで通話を行ない(一部時間帯を除く)、ソフトバンク同士のSMSと携帯電話番号を使ったMMSしか利用しない場合に限られる。新料金プランへの加入を検討しているユーザーは、電話をかける相手がソフトバンクユーザーであるかなど、自分の周りの環境をよく調べてみることをオススメしたい。各携帯電話会社のシェアから考えれば、月額2,880円のみとするには、利用シーンが限られると言えるだろう。

 他社携帯電話・PHSおよび固定電話に電話をかけた場合、従来の通話料金よりも割高な通話料となっている。例えば、従来のソフトバンクの料金プランでは、昼間1分あたりの通話料金が15.75円〜52.5円程度だが、ゴールドプランでは30秒あたり29.4円〜30.45円(1分あたり58.8 円〜60.9円)となる。なお、ゴールドプランには無料通話は含まれない。

 このほか、前述の通りEメール(通常のS!メール)やコンテンツサービス「Yahoo!ケータイ」などを利用する場合は、「S!ベーシックパック」に加入する必要がある。

ソフトバンク新料金プランは本当におトク? 3キャリアの料金を徹底検証!【前編】 / デジタルARENA
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20061024/119385/

3つある新料金のうち、わかりやすい「オレンジプラン」と「ブループラン」の料金を見てみよう。オレンジプランは、基本的にauの料金体系をそのままコピーしたもので、ブループランNTTドコモの料金体系をコピーしたものである。<<

>>ソフトバンクの発表では「他社より210円安い」としているが、これは厳密に計算すると「ほぼ同じになる」と考えたほうがよいだろう。ドコモのFOMAと比較すると、ソフトバンクのほうが「Y!ケータイ基本料」(ドコモのiモード付加機能使用料に相当)が105円安い。また、ソフトバンクはオンライン請求書が基本で、郵送にすると105円高くなる。ドコモは、eビリング(オンライン請求書)にすれば105円安くなるので、結局は同じレベルになる。auでも、オプションの選び方によってはソフトバンクとほぼ変わらない料金になる場合もある。変わったとしても100円程度なので「基本的には同じ料金」と考えたほうが無難だろう。

ソフトバンク新料金プランは本当におトク? 3キャリアの料金を徹底検証!【後編】 / デジタルARENA
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20061024/119401/index2.shtml

ゴールドプランでは、ソフトバンク同士の通話は無料だが、それに相対するように他社携帯・PHS・固定電話あての通話料が割高に設定されている。

ゴールドプランは、時間帯や曜日によって料金が細かく決まっており、最も安い時間帯なら15円/30秒となる。ただし、これはケータイをあまり使わない深夜2時から朝の7時台の時間帯であり、比較の対象とはならない。需要の中心となる昼・夕方ではいずれも他社より高く、夜間になってようやく他社の最も高いプランと並ぶ程度。ハッキリいって、ゴールドプランの他社・固定電話あての通話料は割高だ。

また、ゴールドプランには無料通話が一切ないことも問題となる。

もちろん、ゴールドプランが安くなる利用シーンもある。たとえば、他社には一切電話せず、相手はソフトバンクのみという人なら、間違いなくゴールドプランは安い。通話料はゼロで、月額2880円のみで済むからだ。恋人同士で使うなら最適だし、法人向けとしてもコスト削減効果があるだろう。

ITmedia +D モバイル:ソフトバンクの新料金プランは、“予想外”に複雑 (1/2)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/27/news006.html

予想外割の注意点を以下に挙げる。
1. 「端末0円」と発表しているが、「新スーパーボーナスでは端末の頭金が0円になる」というのが実態
2. ソフトバンク同士の通話でも、21時〜24時台は定額ではない
3. メール0円といっても無料なのは、ソフトバンク端末同士のメールだけ
4. ゴールドプランに入るには「新スーパーボーナス」の契約が必須
5. 契約時には、「パケットし放題」「スーパー安心パック」「スーパー便利パック」という3つのオプションパックが自動的に付く
6. 「スーパー安心パック」の契約は、一度解除したら次は半年先まで契約できない
7. メールやWebアクセスをするには、S!ベーシックパック(315円)の契約が必須
8. 無料通話分がない
9. 他キャリアへの通話はむしろ割高
10. 請求書の郵送は別途105円

ITmedia +D モバイル:「200円安い」は基本使用料だけ──実は割高なオレンジプランブループラン (1/2)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/30/news052.html

ソフトバンクで端末を購入するには、「新スーパーボーナス」に加入する必要があるため、万が一、ケータイを使えなくなってしまった場合、端末のローンの残りを一括で支払わなければならない。この点を考えると「スーパー安心パック」に加入しておいた方が安心だが、そうすると、ドコモよりもさらに498円、税抜きで475円高くなる計算だ。

つまり、ここまでをトータルで考えると、やはりオレンジプランよりもauのプランの方が、月々の支払額は税抜きで375円安くなるのだ(請求書を発行する方に条件を合わせた場合)。

そして、

ITmedia +D モバイル:MNPを利用してauに変更したユーザー、6日間で10万件を突破
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/30/news050.html

10月24日から29日までの6日間で、番号ポータビリティを利用してauに転入した契約の数は10万1200件と10万件を突破。一方、auから転出した契約の数は2万600件で、MNP利用者はトータルでは8万600件の純増となった。

なおドコモでは「具体的な数値の公表予定はないが、全体的な傾向としては転入より転出が多い。ただしソフトバンクモバイルについては転出より転入が多い」とコメント。

当然の結果か。